インド

インド


インドへ

中国の神話を塗り替え
           更に躍進するインド

インドへ
インド

アセアン市場は 20世紀の
“死語”、

中国市場は、、もう“過去の神話”

これからの時代、そして未来へ
向けて可能性を秘めた市場 
インドへ、、さあご一緒に!

インド
インド

記事タイトル:インドの製薬会社の自社薬品(ジェネリック薬品)開発への挑戦
(ムンバイ市 2006年12月10日, AFP社発信ニュース
:翻訳アドアストラベンチャー社)

 かつて、インドがWTOコピーライト法対象外であった時代、インド製薬会社の大手各社は、西洋のジェネリック薬品のコピー製品を市場に流して、大きな売り上げを上げてきた。そして インドも新たなWTOのコピーライト法に沿った厳しい政策を下された現在、それら大手製薬会社は改めて自社の製品開発に挑み始めた。

インドのナンバー4大手製薬会社、ニコラス ピラマル インディア社( Nicholas Piramal India Ltd)は、新薬の開発、独自開発製薬のコピーライトの獲得、そして新薬の市場開拓を全て手掛けられる製薬会社になると表明した。

ピラマル社の広報ディレクターのピラマル スワティ氏は「今後、我々独自に開発した抗ガン剤を市場に流通させたい。」と語る。

更に「インド市場にとって、購入し易い価格の製薬であり、他の外国市場にも、低価格で購入し易い価格であれば、、そして、貧困層にでさえ、購入出来る価格で新薬が提供できるのであれば、、。」と語る。

このニコラス ピラマル インディア社は、インドのムンバイに位置し、超近代的な研究施設(先進国のそれに匹敵する)を配備している。また、その施設内では、22カ国から150人の科学者達が日々新薬の研究に挑んでいる。そして、現在、彼らは、14の新薬の臨床実験に励んでいる最中である。

インドの大手製薬会社の4社(ランバクシー、ドクター ラディーズ、シプラ、そしてニコラス ピラマル インディア社)は、1970年以来、インドよりの製薬コピーライト法(の解釈)に守られる形で、西洋のコピーライト製薬の模造品を作って成長を遂げてきた。

かつてのインドの製薬コピーライトの解釈は、次の様な内容であった。
インドのコピーライト法は、すでに存在する薬品を違った製法によって製造することによる、この他社と違う“製法”にコピーライトを得る事が可能であった。
(それに対して、WTOや先進国では、製薬の元となる基礎分子の発見、そしてその発見した分子自身にコピーライトが得られるというもの)


1970年代以降、30年間、インド製薬会社は、このインド依りのコピーライト法の解釈の元、低価格で、ジェネリック薬品をインドや他の途上国の市場へ流して来た。しかし近年、インドの製薬会社は、コピーライト・パテント法に置いて、アメリカやヨーロッパの大手製薬会社、ファイザー、サノフィアベンティス、ノヴァティスらと戦って来た。

しかしながら、2005年、インド政府は、かつてのインドのコピーライト法基準をWTOに沿った物に正す処置を取った。(インドの主張していた、特に低所得層に届きやすい価格設定が必要とされた、エイズの治療薬も、これで低価格の模造版が製造販売出来ない事になった)

WTOの法の下では、1995年(2006年時点で)以降に開発された新薬のジェネリック薬品製造は、禁止される。よって、これの法律の改正により年間60億ドル(世界製薬売り上げ市場1%のシェアに当たる)あった売り上げも諦めるか、それとも独自の開発の活性化を図るか、、といった選択に迫られた。

インド製薬会社ナンバー2のドクター ラディーズ社も、ニコラス ピラマル インディア社同様、独自開発の道に踏み切り、インド発の独自開発製薬も世界市場に流し始めている。

ドクター ラディーズ社を創設した アンジ ラディー氏も、自身も持病の糖尿病に苦しむ身であり、インド人口の12%が糖尿病患者であることからも、糖尿病の新薬開発に挑む。

「コピー製薬製造から始まり、次のステップである、独自製薬開発の過程にある、インド製薬業界は今後、安定した成長を遂げるだろう。」と製薬アナリストのサイオン ムケジー氏は語る。

2005年を機に WTOのコピーライト法が反映される今、解釈の使用では、 WTOの加盟国のアメリカなどにも、今後インド発のジェネリック薬品を正当に販売出来る事になり、また、今後急激な発展を遂げるとされる、インド発の新薬にも、 WTOの元、コピーライトが守られるとされる事になる。

インドは、現在世界代4位の製薬製造量でありながら、世界13位の売り上げ高に過ぎない。今後、この WTOのルールの元、もっと世界に向けてインド発のドラッグを流通出来るようにれてば、という期待の声もある。

また、世界中も、このインドの豊富な(そして人件費の安い)科学者達に熱い眼差しを向けている。(記事翻訳は、ここまで)

以上記事から読みとれる、我々の見解:
格差の広がるのは、日本のみならず、世界中で共通する問題である今日、“医療格差”と一言では片づけられない問題である“医療への公平なアクセス”は、どうしても低所得、貧困層には、行き渡らないのが現状。そういった中、マーケティングコストもさほど掛からず、製造コストも先進国での製造よりずっと低価格で済む、インドでのジェネリック薬品の製造や、他の低価格の製薬品は、今後、この医療の格差問題に取り組む中、解決策の一つに繋がるのでは無いだろうか?

また、医療関連のサービスセクターのアウトソーシングや製薬品の委託製造など、優秀な医療人材を誇るインドと、様々な形でコラボレーションを組めば、我々に重くのし掛かる医療費の合理化策にも繋がると思われ、このセクターの今後の発展から目が離せない。



オリジナル記事以下:

 

 

 

 


インド